読書

2014年7月 2日 (水)

ブックフェア。

仕事の都合で数年間行くことのできなかった、東京ビッグサイトで毎年開かれている「東京国際ブックフェア」。
今年は期間中に休みが取れたので、久しぶりに行って来ました。

土曜日が休めた時は毎年土曜日に行っていたのですが、だいたい土曜日が最終日なのでとても混んでいました。

今回は水曜日。開会式も午前中に行われたようですが、正午頃に着いた時には土曜日ほどの混雑は無く、落ち着いて各出版社のブースを回ることができました。

特価での書籍販売が魅力の一つのこのフェア。今年もお得な買い物をさせていただきました。

金曜日までは「電子出版EXPO」も同じ会場で開かれており、こちらも楽しむことができました。
昔「エキスパンドブック」で電子出版に打って出たVOAGERという会社は、ブラウザで読むことのできる「BinB」という仕組みの普及に力を入れていました。
EPUB3形式のテキストをWebで読むことができるので、かなり汎用性が高いのです。
Microsoft Word の縦書き、振り仮名付きのファイルを EPUB3に変換してWebに公開する一連の仕組みも提供しはじめたので、個人が出版するのもかなり敷居が低くなって来ました。
すごい時代になって来ましたね。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年1月20日 (月)

伊藤礼さんの「自転車ぎこぎこ」を読んだ。

なんというか、こののんびりした文体に波長が合います。同じ自転車の話である「こぐこぐ自転車」でその魅力にはまって、キジ撃ちの話である「狸ビール」でじんわりとした味わいを堪能した後、しばらくご無沙汰していました。
やっと巡り合ったこの本は、
自転車での旅行記がメイン。それ以外に自転車の部品やヘルメットに関する小文があり、これがなんとものんびりとユーモラスな味わいで、一度読むと病みつきになりますよ。
文体の魅力にはまったのは、とおい昔の植草甚一さん以来のような気がします(苦笑)。


   

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年4月14日 (日)

三浦しおんの『舟を編む』を読んだ。

あまり長くない本の割に十年以上の年月。いろいろあったね。まじめさんも成長したなあ。

ただ、映画化が決定し、キャストも分かっていると、その印象に引きずられてしまった。もう少し早くに読んでおくんだった。

辞書好きの私には編纂の過程も知ることができて興味深かったです。

映画も見ますよ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年9月30日 (日)

『神様のカルテ3』。

以前にもご紹介したことのある『神様のカルテ』の最新刊『神様のカルテ3』を読みました。

前2巻と同様、とても引きつけられる内容でした。

去る者あり、来るものあり。
主人公の独特の言い回しがなんとなく私の波長と合うのか、とても心地よく読める文章です。

しかも深刻な地域医療の実態や医局制度の問題など、現代の医療現場についてもよく分かりました。

他の医療ものにスーパードクターの話が多い中、ごく普通の医者がごく普通に生活していく日々。
印象深いものでした。

映画化を期待しています。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月 8日 (日)

「東京国際ブックフェア」。

東京ビッグサイトで開かれていた毎年恒例の「東京国際ブックフェア」に今年も行ってきました。

仕事の都合で土曜日は無理。毎年一緒に行っていた娘達は昨日行ってしまいました(悲)。

今回は入場早々、ビックな出来事。

「生物と無生物のあいだ」という名著を書かれた生物学者の福岡伸一さんのフェルメール関係の講演会がちょうど開かれていて、最後まで聴かせていただきました。

どうして生物学者がフェルメールなのかというところはなかなか複雑なので割愛(苦笑)。

講演のあと、福岡さんのサイン入りのフェルメール関係の書籍が貰えるじゃんけん大会がありました。

そのじゃんけん大会で50人近くの参加者を勝ち抜いて、何と私が勝ってしまったのです。

「そんなことで運を使い果たして…」というツッコミもFacebookでありましたが、何はともあれ、こういうことで商品をゲットするのは初めてなので、とても嬉しかったです。

ラッキーなことがあったせいか、つい財布の紐がゆるくなり、本を買いすぎてしまいました。

このフェアでは新刊書が2割引き以上が当たり前なのですが、交通費以上に得するような買い物を今年はできたようです。

買った書籍については、また追い追い紹介できるかな?

1341757558814.jpg

1341757567184.jpg

1341757572782.jpg

1341757582582.jpg

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月 7日 (木)

「神様のカルテ」の3作目が出ます。

書籍でも、映画でも久しぶりに感動した、夏川草介さんの「神様のカルテ」の新作(第3部)が出るそうです。

何と、栗原が本庄病院を…。

とても楽しみです。


 

一部、出版サイトでは予約が始まりました!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年4月24日 (火)

心に太陽を持て

心に太陽を持て。
あらしが ふこうと、
ふぶきが こようと、
天には黒くも、
地には争いが絶えなかろうと、
いつも、心に太陽を持て。
くちびるに歌を持て、
軽く、ほがらかに。
自分のつとめ、
自分のくらしに、
よしや苦労が絶えなかろうと、
いつも、くちびるに歌を持て。
苦しんでいる人、
なやんでいる人には、
こう、はげましてやろう。
「勇気を失うな。
くちびるに歌を持て。
心に太陽を持て。
---フライシュレンによる---

山本有三

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年11月27日 (日)

みうらじゅんさんのサイン会。

今日は吉祥寺のパルコにある本屋さんで、著述家のいとうせいこうさんとイラストレーターのみうらじゅんさんのサイン会がありました。

以前、両氏の著書「見仏記 ぶらり旅篇」を買ったときにもらっておいた整理券を使って、サインをいただきに行ってきました。

両氏の掛け合いを聞きながらサインをしていただき、みうらさんとは握手もでき、感激でした。

この本は、いとうさんとみうらさんがぶらぶらと奈良や京都などのお寺を訪ね、仏像を鑑賞するというもの。いとうさんが文章を書き、みうらさんがイラストを入れた、というものです。

お二人での仏像鑑賞の旅の本はすでに数冊出ており、今回は改めて地元に帰ってきたという趣です。

私もその内、ゆっくりと仏像でも見て回りたいものです。

Img_0377

ーーーーーーーーーー
「Twitter」
「Facebook」
「ゆきひろonline」
「Apple, Mac & iPod @ 吉祥寺」
Twilog「岩下幸広@吉祥寺」
「身辺雑記 from 吉祥寺」
旧「身辺雑記 from 吉祥寺」
「フォトギャラリー」
「学習過程研究会」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年7月18日 (月)

『神様のカルテ2』を読んだ。

夏川草介さんの『神様のカルテ』に続いて『神様のカルテ2』も読んでしまいました。

小説を一週間に2冊も読むなんて、何年ぶりのことでしょう。
それだけ私の波長に合っていたということでしょうか。
文体が気に入らないと、すぐに読むのを止めてしまう癖があるものですから。

さて、この話は『神様のカルテ』よりはるかに重い。ずしりと来ます。
ユーモラスな主人公の語り口と彼を支える妻や同僚達が、その重みに耐える力を与えてくれます。

東京から戻ってきた親友。何か事情がありそうです。
主人公とその親友の過去も明らかになります。

人が死んでいきます。
尊敬していた人が死んでいきます。

でも、その死の直前に起こった(起こした)ある奇跡。
医者は治せない患者に何ができるのか。

著者は信州大学医学部出身。小説の主人公は、信濃大学医学部という架空の大学の出身。
医局に入らず松本の地方病院で、何日も家に帰らずに治療に当たる医師や看護師達。
実情をよく知った医学部出身の著者ならではの厳しい現実の直視。

しかしその過酷さを補ってあまりある、著者や医師達、そして妻の起こす奇跡のひととき。

悲しい物語なのに、清涼感のある、そして、わずかながらではありながらも希望の輝きが垣間見える小説でした。

 

ーーーーーーーーーー
「Twitter:@yukihiro1204」
「ゆきひろonline」
「Apple, Mac & iPod @ 吉祥寺」
「身辺雑記 from 吉祥寺」
旧「身辺雑記 from 吉祥寺」
「フォトギャラリー」
「学習過程研究会」
ーーーーーーーーーー

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年7月12日 (火)

夏川草介の『神様のカルテ』を読んだ。

夏川草介さんの『神様のカルテ』を読みました。
本屋大賞で2位になった話題の小説で、このほど嵐の櫻井くんの主演で映画になるそうです。

小説はほとんど読まない私ですが、何となくタイトルに引かれて買ってしまいました。
しかも遅読、積ん読でつとに有名な私が2日で読み終えてしまったのです。

舞台は信州の松本。主人公は松本でも大学病院に次いで大きな民間病院の医師。夏目漱石に心酔し、『草枕』を全部暗唱いて、喋り方まで古風な男で、周りからは変人扱いされています。

しかし、患者のために精魂込めて治療に当たる姿が美しい。

過酷な地方病院の実態をそれとなく説明しながら、病院の中や住んでいるアパートで起こるさまざまな事件や人間模様を、主人公の独特の語り口で淡々と読ませてくれます。

いくら何でもこんな話し方をするやつはいないな、と感じながらも何となく引き込まれていくのは、主人公の真摯な姿勢や周りの人々の暖かい視線の生み出すものでしょうか。

続巻の『神様のカルテ2』はまだ文庫化されていませんが、すぐに買ってしまいました。

 

ーーーーーーーーーー
「Twitter:@yukihiro1204」
「ゆきひろonline」
「Apple, Mac & iPod @ 吉祥寺」
「身辺雑記 from 吉祥寺」
旧「身辺雑記 from 吉祥寺」
「フォトギャラリー」
「学習過程研究会」
ーーーーーーーーーー

| | コメント (0) | トラックバック (0)